「頑張って」と言ってませんか?
あなたは、
あなたのお子さんや家族は
スポーツをやっていますか?
"心身ともに"健康に楽しめていますか...?
私の娘たちは
個人スポーツ、団体スポーツと
長年スポーツをやってきましたが、
それは私が、
スポーツで学ぶ礼儀や
心身ともに強くなってほしいという、
ある程度のストイックさや根性などを
身に付けてほしいという親としての願いも
大きかったと思います。
家庭でもわりと厳しく育てているため、
厳しい練習、厳しい言葉は当たり前、
上を目指して頑張るのが当たり前で
それこそがモチベーションだと
思っていました。
しかし、
その常識も大きく覆されることが
起こりました。
それは...
娘が
【イップス】
になったことです...!
【イップス】
とは、
スポーツにおいて突然
思いどおりのプレーが
できなくなる症状のことです。
これは
精神的なことが原因といわれ、
無意識のうちに脳からの指令により
身体の筋肉が硬直し
動きがストップしてしまう症状です。
当時まだ小学校中学年だった娘。
得意だったことが突然全くできなくなり
当然、よくある"スランプ"だと思って
「大丈夫、できるよ」
「できてたんだから」
「頑張って」
などと
"励まし"の言葉をかけ続けていましたが、
症状はひどくなるばかりで
一向に改善せず、それどころか
精神不安定で錯乱する娘に、
当時のスポーツ指導者は
「なんでやらない!」
「できてたんだからできるやろ!」
「○○のせいで周りが迷惑」
「やらないならどきなさい」
などという言葉で
娘を追い込んでいきました。
娘は、できない自分を責めては
日に日に病んでいき、
そこで出会ったのが
『スポーツメンタル』と
【イップス】
という言葉でした。
小学生で発症するのは稀だと知りましたが、
イップスになるのは
決して
「メンタルが弱いから」ではない
ということ。
まじめで
向上心が高い人ほど
なりやすいともいわれています。
はじめは
自分の身体に何が起こったのか理解できず
混乱しパニックになることも多く、
一時的なものだと思っていたのが
いつになっても改善せずに
不安と恐怖に駆られることもあります。
我が家の場合は
それらを何ヵ月も数年経験し、
どん底に落ち込んでいた時に
スポーツメンタルに出会い、学んでから
ようやく【イップス】に
落ち着いて向き合えるようになりました。
イップスになった時は
とにかく
『焦らないこと』
克服したい、させたい、
と、思いがちですが
克服するものではありません。
まずは落ち着いて
自分を責めない、
追い込まないこと。
前の自分と比べたり、
できない自分に自暴自棄になってしまうと
症状は悪化します。
周りも、むやみに問題視して
良かれと思ってあれやこれやと
叱咤激励をしないこと。
一番の敵は
『プレッシャー』
です!
周りからや、自分自身に
プレッシャーをかけ
「絶対にやらなければいけない」
と思ってしまえば、しまうほど
身体は硬直してしまいます。
良かれと思って、
プレッシャーではないと思って、
「すぐ出来るようになるよ」
「頑張って」
という言葉をかけてしまうのは、
出来ない自分が惨めになり、
自分が頑張れていないのだと
思いこんでしまうので
逆効果になってしまう恐れがあるんです...!
過剰に反応したりせず、
見守ること。
何があっても
いつも通りにふるまうこと。
パニックになってしまっても、
その場でその時の自分を"認めて"
落ち着かせてあげること。
そこで大事なことは
出来なくなった自分から
目を背けず
どんな自分でも認めてあげる
ことです!
自分を理解し、認め、
パニックになっても不安になっても
そんな自分を自分で許してあげること。
娘も【イップス】の仕組みを知り、
自分自身の特性を知り、
自分に必要な対処法や、トレーニングなど
「身体」や「技術」以外の
『精神』の部分で
たくさん学ぶことで
【イップス】との付き合い方が
徐々に分かってきました😌
身体は『脳』からの指令で動きます。
脳が危険だと判断してしまえば、
どれだけ動きたいと思っても
身体はストップしてしまいます。
脳を、思考を落ち着かせる
トレーニングはスポーツでは必須なんです。
自分自身の脳を、
思考の傾向性、特性をきちんと知り
理解して認めてあげること。
そしてその自分の脳を
どうやって落ち着かせてあげるか
そのトレーニングのやり方などを
お伝えするのも
【スポーツブレイン】
です...!
どんなスポーツ選手も
自分をきちんと理解した上で、
自身に自信を持って
スポーツを楽しんでほしいと
心から思っています...😌✨️